KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 / KG+

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017に山城知佳子が参加しています。
また、KYOTOGRAPHIEサテライトイベントのKG+に小平篤乃生が参加しています。


(手前)「コロスの唄」2010、(奥)「黙認のからだ」2012|Installation view, The Songs of Mud, KYOTOGRAPHIE2017|©Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

■山城知佳子 個展 「土の唄」
展覧会キュレーション:小原真史(IZU PHOTO MUSEUM研究員)

会期:2017年4月15日(土)- 5月14日(日)OPEN 11:00-19:00 CLOSED 月曜
会場:堀川御池ギャラリー 1・2階(〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1 *地下鉄東西線「二条城前」駅 2番出口から徒歩3分)
入場料:600円 / 学生 500円
http://www.kyotographie.jp/portfolio/chikako-yamashiro

出身地・沖縄の歴史や政治、文化等をテーマに、写真や映像、パフォーマンスによる作品を発表してきた山城知佳子。とりわけ住民が巻き込まれた太平洋戦争中唯一の地上戦や、現在まで続く基地問題など沖縄とアメリカの関係性は、山城を創作に向かわせる重要テーマであり続けてきた。問題を作家自身にひきつけて思考する一方で、戦後世代ゆえに持てる多様な視点をも探求課題としてきたことが、山城作品の普遍性を深める要因ともなってきたのではないだろうか。山城の作品は、明白なストーリーを提示するのではなく映像の曖昧さや断片性を前景化させることで多義的な読みを誘う。自らの身体を通じた他者の記憶の継承とその困難さと向き合いながら、沖縄や日本、そして東アジアの歴史へと思考の回路を開こうと試みる。
本展では 、あいちトリエンナーレ2016で発表され話題となった映像作品「土の人」と、“ 血の底から吹き上がる呼吸音(≒他者の記憶が生暖かい息を残し語り続けている地響きのような残響)”をモチーフにした「コロスの唄」(2010)のほか、「 バーチャル継承」「あなたの声は私の喉を通った」「回想法」「黙認のからだ」があわせて展示される。
(KYOTO GRAPHIE 2017 Catalogより抜粋)





©Atsunobu Kohira, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

■小平篤乃生
連続企画「石炭の巡礼」
PArt1 個展「Coalscape 石炭のインキ」

会期:2017年4月12日(土)- 4月30日(日)OPEN 17:00-25:00 CLOSED 火曜
会場:食堂ルインズ(〒600-8022 京都市下京区河原町四条下る稲荷町319)
入場料:ワンドリンク
http://www.kyotographie.jp/kgplus/portfolio/atsunobu-kohira/


長年フランスを拠点に活動を続ける小平篤乃生は、有機物が死んで土に帰り炭素に分解され、その炭素が植物の光合成の媒介物となり自然界に循環していくという炭素循環の考え方に興味を持ち、2011年頃より炭素素材を用いた作品を多く制作してきました。

2017年、小平は3つのパートから成るシリーズ「石炭の巡礼」をプロジェクトとして立ち上げることにしました。
このプロジェクトは、各パート毎に3つの場所で展開されていきます。
植物の化石である「石炭」をキーワードに、循環システム、内部構造、材料としての用途の多様性など石炭の持つあらゆる面を分析し、各々の会場がリンクしあう重層的なインスタレーションを行います。

その第一弾となる本展では、フランス北東部にあるアルトア大学でのアーティストインレジデンスの際に走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真作品「Coalscape」をプリントするために、石炭を原材料とする唯一の複写技法であるコロタイプのインキを自ら作ろうと試みます。ここでは、インキが生成されるプロセスを追った写真によるドキュメンタリー作品とともに、石炭を用いて空間を作り上げます。

第二弾として9月にユミコチバアソシエイツ(東京)での個展、第三弾は同時期にLABANQUE(ベチューヌ/フランス)にてキュレーターのレア・ビスムスが企画するグループ展”Intériorites”にて発表される予定です。また、プロジェクトの最後として、キュレーターによる論考と、それぞれの展覧会のインスタレーションビューが掲載された冊子を発行します。

是非とも本年の小平の活動にご注目ください。