冨井 大裕 『コンポジション — モノが持つルール —』



想像と創造とかたち
ひとが持つ力のひとつに、想像力があります。さらに、創造力が加わると、それがかたちになります。
本展は、クリエイターと一緒に、ものを考えること、ものをつくること、またそれがある空間と時間を通して、私たちに宿る創造の可能性をみんなで更新してみよう、という展覧会です。
美術家が作る指示書という作品組み立て説明書には、無印良品が開発、製造、販売している商品の用途とかけ離れた「こと」が書かれています。
指示書というルールに従って「もの」である商品を素材として作品を作ってみると、作り手によってそのかたちはまちまちになりそうです。
想像と創造がかたちになるとき、自分も知らない自分に、ものを通して出会えるかもしれません。
ATELIER MUJI


つくるということ
私は作品と呼ばれるものをつくっています。さて、ここでいう作品とはなんなのか。答えようとするとちょっと困ります。特に私は既製品をそのまま拝借して、組み合わせたり、並べたりして別のものに仕立てているので、説明するのが難しいのです。敢えて言うと、つくることをつくっている(つくろうとしている)ということになるでしょうか。ひょっとすると、「ものを見ることについての実験をしている」のかもしれません。
私は作品をつくった後に必ず指示書(組み立て説明書)を残します。作品をつくる時に私が大事にしていることは、目の前にある「もの」ではありません。ものに込められた人間の創意工夫———「こと」です。ものの持つ色や形、量感や質感、雰囲気から、それを感じることができたら素敵です。指示書には、私のものつくりに対するそんな思いも書きとめられています。
この展示では、私がつくった作品(もの)とその指示書(こと)を同じ空間に置きます。そこから見えるものは、私たちがものに対して何気なくやってしまう行為、ちょっとした態度だろうと思います。私たちは、何気ないことからものを育み、ちょっとしたことでものを活かしています。つくるということはそういうことなのだと思っています。
冨井大裕

■個展「コンポジション — モノが持つルール —」
会期:2018年4月20日 (金) – 2018年6月24日 (日) 10:00 – 21:00
会場:無印良品 有楽町 2F ATELIER MUJI
参加費:無料
https://www.muji.com/jp/events/12017/

主催|無印良品
企画協力|冨井大裕
会場設計|HIGURE 17-15 cas
グラフィックデザイン| 川村格夫(ten pieces)
協力|ユミコチバアソシエイツ
企画・運営|株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室・無印良品 有楽町 ATELIER MUJI


■関連イベント
オープニングトーク「作品と本をめぐる話 — イメージを束ねる」

本展の出展作家と作家の作品集を出版した編集者が作品と本の関係を語ります。イメージをバインディングする(束ねる)こととは。
会場:無印良品 有楽町 3F Open MUJI
日時:2018年4月20日 (金) 19:00 – 20:30 (受付は開始の30分前から)
時間:約90分間
定員:40名様 (要事前予約)
参加費:無料
登壇者:佐久間磨、冨井大裕

【お申し込み方法】
下記のリンクより、お申し込みください。
https://www.muji.com/jp/events/12018/