2012.1.11

鷹野隆大<個展>『モノクロ写真』のご案内

弊社ギャラリーでの鷹野隆大の個展をご案内いたします。

2011年は長く困惑した時間が続いた、と鷹野は言います。
「何を撮ればいいのかわからない」という状況下で気づいた「奇妙な感覚」。
その感覚を手掛かりに生み出された、今回の個展でご紹介するモノクロの作品を、
崩壊した光の残骸であると鷹野は語っています。一方で、その不明瞭なイメージは、鷹野が抱いている「今の気分」を表出しているのかもしれません。
作家自身の「今の気分」を視覚化した結果たどり着いた、モノクロで撮るという、
最もシンプルな写真行為。それは、鷹野にとって必要なリハビリであったともいえるでしょう。
本展では、2011年1月に発表された『タテ写真』*1 以来の新作をご紹介いたします。ぜひご高覧下さい。 *1『アサヒカメラ』(2011年2月20日発行、朝日新聞出版)誌上で発表


“title undecided”
“title undecided”
2011年 gelatin-silver print 
©Ryudai Takano  
Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Zeit-Foto Salon


■Artist Statement
 今回はモノクロ写真でなければならなかった。理由は単純で、そんな気分から逃れられなかったのだ。もちろん「気分」で片付けるのが乱暴なことは知っている。だが、これまで数々の個展をしてきて、こんなことは初めてだ。たまには気分に流されてみるべきなのではなかろうか。そんな気分だったと言ってもいいだろう。
 調子が狂うのは初めてではない。しかし今回は重傷で、ずいぶん前に個展が決まっていたのに、困惑したまま時間が過ぎた。無音の空白に投げ込まれて方向感覚がつかめない、そんな感じだった。きっと地球の磁場が狂ったせいだろう。
折も折、自分の足下を黒いものがペタペタ付いてくるのに気がついた。慌ててよけようとしたが、それはぴったり付いてきた。突然“影”が現われた、そんな感覚だった。自分とは無関係にそれが在る感じがしたのだ。奇妙な感覚だった。
 で、さっそく影を撮ってみた。より単純に光に反応するフィルムを使った。奇妙な感覚は写らなかった。そしてモノクロ写真だけが残った。
 意地になっていたのかもしれない。光に反応した銀粒子の残骸を集めて会場に並べるというイメージから逃れられなかった。画面の中味はどうでもよくなっていた。
 ここにあるのは崩壊した光の残骸である。あるいはイメージをつかみ損ねた自分のみじめな軌跡かもしれない。しかしいずれにしろ、最もシンプルな写真行為があることは確かだ。今はそれで十分な気がしている。

■会期
2012年1月17日(火)~2月29日(水)

■オープニング
2012年1月21日(土)18:30~20:00

■トークイベント
2012年1月21日(土)17:00~18:30
「周縁と終焉の終演をめぐって」新城郁夫(琉球大学教授)× 鷹野隆大 

~我々はいま、誤った持ち場に執着していないだろうか。これらの無意味な「責任」を放棄し、別の世界へと動き出すことを想像してみる時ではなかろうか。周縁でありながら中心である”沖縄”を問い続ける批評家と、場所を持つ(場を所有する)ことに抗って場を横切っていく写真家が、「今」について語り合う。

新城郁夫(しんじょう・いくお)プロフィール
1967年沖縄生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、琉球大学法文学部教授。専攻は近現代沖縄文学・日本文学、ポストコロニアル研究、ジェンダー研究。著書に『沖縄文学という企て』(インパクト出版会、2003、第25回沖縄タイムス出版文化賞受賞)『到来する沖縄』(インパクト出版会、2007)『沖縄を聞く』(みすず書房、2010)。編著に『撹乱する島』(シリーズ『沖縄・問いを立てる』第三巻、社会評論社、2008)などがある。

■会場
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
〒160-0023東京都新宿区西新宿4-32-6パークグレース新宿#206
Tel: 03-6276-6731  
URL: www.ycassociates.co.jp  
営業時間:12:00-19:00  定休日:日、月、祝日

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2011.10.26

小川信治<個展>『Behind You / Closed Book』のご案内

弊社ギャラリーでの小川信治の個展をご案内いたします。

自分が見ている世界が、ただひとつの存在ではないとしたら。
自分が思う世界が、自分以外のすべての人が思っている世界ではないとしたら。

小川は「世界」の可能性を表現する方法のひとつとして、
誰もがよく知る名画や風景を題材に選び、
それらを改変することによって、私たちの知らない「世界」を表現してまいりました。
本展では、自分の背後に拡がる世界、自分以外のすべての世界を表現する
「Behind You」シリーズの新作と、
今年5月に開館したMOCAK-クラクフ現代美術館(クラクフ、ポーランド)
のこけら落としとなった展覧会で紹介された作品を中心に、前期と後期に分けて発表いたします。
近年、活動の拠点を東欧に置いていた小川にとって、日本では数年ぶりの個展であり、
「Behind You」シリーズは本邦初公開となっております。ぜひご高覧ください。


小川 信治
“The Church at Auvers 2”
2011
117.0 x 117.0cm
キャンバスに油彩
©Shinji Ogawa
Courtesy of Yumiko Chiba Associates

■会期
Part 1 “Behind You”   2011年11月4日(金)~11月26日(土)
Part 2 “Closed Book”  2011年12月2日(金)~12月24日(土)
※オープニング:2011年12月7日(水)18:00~20:00

■会場
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
〒160-0023東京都新宿区西新宿4-32-6パークグレース新宿#206
Tel: 03-6276-6731  URL: www.ycassociates.co.jp  営業時間:12:00-19:00  定休日:日、月、祝日

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2011.9.1

<グループ展>「1970年代へ 写真と美術の転換期 ―複写 反射 投影―」 Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検 のご案内

弊社ギャラリーにて、写真展 『1970年代へ 写真と美術の転換期
― 複写 反射 投影 ―』 を開催いたします。
1970年代において、現代美術の文脈の中で、
作家たちがどのように「写真」というメディアを使って、
視覚を分析し、認識論を表現しえたかを再考するため
前期ではグループ展を、 後期には植松奎二の個展を開催します。
[出品作家]
植松奎二、高松次郎、眞板雅文、若江漢字


高松次郎
《写真の写真》D-1757
1973
ゼラチンシルバープリント
45.5×57.0cm
©The Estate of Jiro Takamatsu,
Courtesy of Yumiko Chiba Associates
撮影: 渡辺洋美

■トークイベントを開催いたします。ぜひご来場ください。
2011年9月17日(土) 17:30~19:00
光田由里×植松奎二×若江漢字
参加費無料、当日開催時刻にギャラリーへお越しください。

*オープニング:2011年9月17日(土)19:00~20:00
*本展覧会カタログを刊行いたします。

[ 会期 ]
前期: 2011年9月16日(金)-10月5日(水)
グループ展(出品作家:植松奎二、高松次郎、眞板雅文、若江漢字)
後期:2011年10月7日(金)-10月29日(土)
植松奎二個展

[ 会場 ]
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
〒160-0023東京都新宿区西新宿4-32-6  パークグレース新宿 #206
Tel:03-6276-6731
URL: www.ycassociates.co.jp
営業時間:12:00-19:00  定休日:日、月、祝日

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2011.9.1

高松次郎〈個展〉「高松次郎 言葉ともの ‐純化とトートロジー」のご案内

光田由里著「高松次郎 言葉ともの」(水声社刊)の刊行に伴い、
NADiff GALLERYにて弊社作家・高松次郎の展覧会が開催されます。



高松次郎
複合体《椅子とレンガ》改題
1972(1980年に一部再制作)
椅子、煉瓦、床
70.0×56.0×62.0cm
©The Estate of Jiro Takamatsu,
Courtesy of Yumiko Chiba Associates

*トークイベント
2011年9月25日(日) 15:30~17:00 金氏徹平×光田由里
2011年10月16日(日) 15:30~17:00 冨井大裕×沢山遼×光田由里

[ 会期 ]
2011年9月16日(金)-2011年10月30日(日)

[ 会場 ]
NADiff GALLERY
〒150-0013東京都渋谷区恵比寿1-18-4 B1F
Tel:03-3446-4977  Fax:03-3446-4978
URL: www.nadiff.com
営業時間:12:00-20:00 定休日:月(月曜が祝日の場合は翌日)


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2011.7.22

Home Page Renewal

2011.7.22 ホームページリニューアル致しました。
旧Informationはこちらよりご覧ください。

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2011.7.8

新美 泰史<個展>『Taishi Niimi Recent Works 2005-2010』のご案内

弊社ギャラリーでは初のお披露目となる新美泰史の作品
を展示いたします。

新美は描くことによって自己と世界を関係づけ、
自らを探るという行為を続けてきました。近年その制作は、
プロセスを踏まれたより複雑で洗練された画面へと変化しています。

弊社ギャラリーでの初個展となる今回の展示では、
新美が制作・発表をスタートした2005年から
昨年までの作品を前期・後期にわけてご紹介いたします。


新美 泰史
“MP-black4”
2010
45.5 x 53.5cm
キャンバスに白、黒ペンキ、油性ペン
c Taishi Niimi
Courtesy of Yumiko Chiba
Associates/ Gallery HAM

会期:2011年7月8日(金)-9月3日(土)
会場:Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
営業時間:12:00-19:00
定休日:日、月、祝日
※夏季休業 2011年8月11日-8月16日
協力:ギャラリーHAM
会期中、作品の展示替えがございます。

〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-6
パークグレース新宿 #206
Tel:03-6276-6731 Fax:03-5524-2452
URL:www.ycassociates.co.jp

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2011.6.3

高松 次郎<個展>『光と影』のご案内

弊社ギャラリーにて1973年のインスタレーション
作品“光と影”を展示いたします。

この作品は、高松が同時期に多種多様な
シリーズを制作した60-70年代の作品の
ひとつである「複合体」シリーズの先駆的な作品です。
電球と金属板の異なる素材の仕掛けによって、
空間に光と影が生み出されます。


高松 次郎
“光と影“
1973
Light bulb, stainless board
90.0×36.0×25.5cm

(c)Yasuko Takamatsu
Courtesy of Yumiko Chiba Associates / The Estate of Jiro Takamatsu

会期:2011年6月3日(金)-7月2日(土)
会場:Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
営業時間:12:00-19:00
定休日:日、月、祝日
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-6
パークグレース新宿 #206
Tel:03-6276-6731 Fax:03-5524-2452
URL:www.ycassociates.co.jp


※「Word and Things : Jiro Takamatsu’s issue with the Japanese art.(1961-72)」(著作:光田由里)を大和プレスより発行いたします。詳細は弊社までお問い合わせ下さいませ。

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