2016.6.28

吉田志穂 「測量|山」

2016年7月14日(木)よりYumiko Chiba Associates viewing room shinjukuにて、吉田志穂個展「測量|山」を開催いたします。


©Shiho Yoshida, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 これが普通の加工・合成写真だったら、なんの興味も持たなかっただろう(ここで言う「普通の加工・合成写真」とは、現実にはあり得ない瞬間を、さも現実であるかのように作り込んだ写真のことを指す)。しかし吉田志穂は探求する。写真という媒体を使って。

 例えば一年前の個展(1WALLグランプリ受賞展)。作者は印画紙にプリントした自分の写真を再び撮影した作品を展示していたが、それは写真というものが薄っぺらな紙のうえに擬似的に空間を再現しているにすぎないことを強調する結果となっていた。あるいはパソコンのモニター画面を撮影した作品では、作者にとってそれがもはや仮想ではない“現実”との対面であることを示していた。これらの作品から伝わってくるのは、我々の生活がいかに媒体化された平面に依存しているかである。しかも作者はこのアイロニカルな作業を、写真に対する深い信頼に基づいて行っていた(画面に漂うそこはかとない情緒に、作者の写真に対する偏愛の現れを感じた)。これらは写真の限界を写真によって乗り越えようとする試みであるようにも思えた。

 さて、今回の作品である。まだ実見していないので何とも言えないが、本人の言葉を聞く限り、写真の物質性(数量)に関する作品であるようだ。前回とは対照的な論点である。どんな作品が飛び出すのか、今から楽しみである。

鷹野隆大

プレスリリース(JP)>>

■吉田 志穂「測量|山」
会期:2016年7月14日(木)- 8月20日(土) 12:00 – 19:00(休:日、月、祝日)
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■トークイベント
日 時:2016年7月23日(土)17:00-18:00
登壇者:鷹野隆大
会 場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
※事前申込制、参加費:無料

鷹野隆大(写真家)
写真家。1963年福井県生まれ。2006年第31回木村伊兵衛写真賞受賞。
近年の展覧会に、2015年「愛すべき世界」(猪熊玄一郎美術館)、2014年「これからの写真」(愛知県美術館)、「2014年1月から比較的最近まで、撮影順に」(Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku)、2013年「Face Value: Portraits from The Kinsey Institute」(The Kinsey Institute Gallery)、他。
近年刊行の写真集に、『String and Coke』(青土社、2014年)、文学研究者の新城郁夫との共著『まなざしに触れる』(水声社、2014年)などがある。

【お申し込み方法】
件名「トークイベント参加」、本文に、参加人数、お名前、電話番号をご明記のうえ、event@ycassociates.co.jp までメールでお申し込みください。
*定員(20 名)になり次第、受付を終了いたします。
*ギャラリーからの返信メールが届かない場合は、営業時間内にお問合せください。

■オープニングレセプション
日時:2016年7月23日(土)18:00-20:00
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku 

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2016.6.4

「高松次郎:アトリエを訪ねて」
Jiro Takamatsu: Atorie wo tazunete(Visiting an Artist’s Studio)

2016年6月16日(木)より、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku にて、「高松次郎:アトリエを訪ねて」展を開催いたします。 本展の開催を記念しまして、国立国際美術館主任研究員である中西博之氏と情報科学芸術大学院大学准教授の松井茂氏をお招きして、トークイベントを開催予定です。さらに、イベントに合わせ、中西氏による論稿が掲載された研究冊子も刊行致します。この機会に是非ともご高覧ください。



「アトリエを訪ねて」(1974年5月4日、TBSにて放映)より
©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates / TBS HD


高松次郎(1936-98年)にとって1974年という年は、「影」「遠近法」「単体」などのシリーズ作品を既に発表し、現代美術の世界で数々の受賞を重ねるなど、確たる地位にあった時期であるが、そういう74年の5月、高松は「アトリエを訪ねて」というテレビ番組に出演し、数々のシリーズ作品を紹介するとともに、自らの芸術観を語る。数年前、その番組を記録したテープが再発見され、2014年から15年にかけて行われた高松次郎展(東京国立近代美術館での「高松次郎ミステリーズ」と国立国際美術館の「高松次郎 制作の軌跡」)に合わせて、CS放送で流された。またそののち大阪での高松次郎展の会場でも上映された。
今回の展覧会「高松次郎 アトリエを訪ねて」は、その貴重なテレビ番組を再度上映して、その真価を再確認することを第一の目的とするものである。他に、高松次郎旧蔵のアトリエ内での記録写真、2人の写真家山本糾と鷹野隆大によって撮影されたアトリエの解体直前の写真などを併せて展覧し、高松次郎が数々のシリーズを制作した場所であったアトリエを初めて本格的に紹介するものである。


プレスリリース(JP)>>

■高松次郎 個展「高松次郎:アトリエを訪ねて」
会期:2016年6月16日(木)- 7月9日(土) 12:00 – 19:00(休:日、月、祝日)
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■トークイベント※定員に達したため受付を終了いたしました。当日受付は行いませんのでご了承ください。
日 時:2016年6月25日(土)17:00-18:30
登壇者:中西博之(国立国際美術館主任研究員) × 松井茂(詩人、情報科学芸術大学院大学准教授)
会 場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
※事前申込制、参加費:無料

※会場にて研究冊子『高松次郎: アトリエを訪ねて』(通常価格¥1,000+税)を、特別価格¥800(税込)にて販売致します。

【お申し込み方法】
件名「トークイベント参加」、本文に、参加人数、お名前、電話番号をご明記のうえ、event@ycassociates.co.jp までメールでお申し込みください。
*定員(20 名)になり次第、受付を終了いたします。
*ギャラリーからの返信メールが届かない場合は、営業時間内にお問合せください。

■オープニングレセプション
日時:2016年6月25日(土)18:30-20:00
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku 

■研究冊子
本展の開催に合わせ、研究冊子を刊行致します。

『高松次郎: アトリエを訪ねて』
執筆:中西博之
デザイン:小沼宏之
発売日:2016年6月25日(土)
仕様:A5判、24頁、和英バイリンガル、モノクロ仕様
発行元:ユミコチバアソシエイツ
協力:松井茂、鷹野隆大、山本糾、TBSテレビ
価格:1,000円+税
ISBN978-4-908338-04-5 C0070 1000E


※ ご購入は、全国の書店、本展開催ギャラリー、もしくはYCAオンラインストアにて
http://ycassociates.thebase.in/

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Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku is pleased to present, from June 16, 2016, an exhibition Atorie wo tazunete (Visiting an Artist’s Studio) by Jiro Takamatsu.
Talk Event will be held to celebrate of the exhibition, inviting Mr. Hiroyuki Nakanishi, Curator, the National Museum of Art, Osaka and Mr. Shigeru Matsui, Associate Professor, Institute of Advanced Media Arts and Sciences. Moreover, a study booklet will be published, including an essay written by Mr. Nakanishi, on the occasion of this event.

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By 1974, Jiro Takamatsu (1936-1998) had established his reputation in contemporary art by receiving many awards, as well as having presented his series, Shadow, Perspective, and Oneness. In May of that year, he appeared on a television program, Atorie wo tazunete (Visiting an Artist’s Studio) and talked about his view on art, introducing the numerous series from his works. A tape that recorded the program was then rediscovered a few years ago. The tape was aired on CS (Communication Satellite) broadcasting for public when Takamatsu’s two exhibits were held from 2014 through 2015: Jiro Takamatsu: Mysteries at the National Museum of Modern Art, Tokyo, and Jiro Takamatsu: Trajectory of Work at the National Museum of Art, Osaka. Later, the tape was shown also at the above exhibition in Osaka.
The primary aim of the exhibition Jiro Takamatsu: Atorie wo tazunete(Visiting an Artist’s Studio)is to rescreen the above-mentioned important tape and to reiterate its true value. Moreover, featured here are the photographs of his studio taken by him as well as the ones shot by two photographers, Tadasu Yamamoto and Ryudai Takano, just before the studio was taken down in 2012. This is the first serious presentation of Takamatsu’s former studio, where he made various series of works.


Press Release(En)>>


■Jiro Takamatsu solo exhibition ‘Atorie wo tazunete (Visiting an Artist’s Studio)′
June 16 (Thurs) – July 9 (Sat), 2016
Opening Hours: 12:00-19:00 (Closed on Sundays, Mondays, National Holidays)
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■Talk Event
June 25 (Sat), 2016, 17:00 – 18:30
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
Presenter: Hiroyuki Nakanishi(Curator, the National Museum of Art, Osaka) &
Shigeru Matsui(Poet / Associate Professor, Institute of Advanced Media Arts and Sciences)
Advanced booking required, Free of charge

For booking, send an email with your name, address, and telephone number to event@ycassociates.co.jp

■Opening Reception
June 25 (Sat), 2016, 18:30 – 20:00
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

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2016.5.18

山城知佳子
「循環する世界-山城知佳子の芸術-」出版記念イベント開催のご案内



この度、ユミコチバアソシエイツでは、論稿集「循環する世界 -山城知佳子の芸術-」の出版を記念して、D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWASTANDRD (沖縄)にて出版記念イベントを開催致します。

本イベントは、第一部として、昨年開催された第二十回アートフィルム・フェスティバル(愛知県芸術センター)にて企画上映された山城知佳子の新作『創造の発端 ―アブダクション/子供―』の上映会を実施致します。
また、第二部では、山城知佳子と本書の企画者である浅沼敬子、ユミコチバアソシエイツ代表の千葉由美子の三者に加え、琉球大学教授の新城郁夫氏をゲストにお招きし、四者によるトークイベントを実施致します。
終了後はサイン会も予定しておりますので、この機会に是非ともご参加ください。


「循環する世界-山城知佳子の芸術-」出版記念イベント
日時:2016年6月4日(土)15:00-17:00
・第一部 15:00-15:30 山城知佳子『創造の発端 -アブダクション/子供-』上映会
・第二部 15:30-17:00 トークイベント

登壇者:
 山城知佳子(美術家) × 浅沼敬子(北海道大学准教授) × 新城郁夫(琉球大学教授)
 進行:千葉由美子(ユミコチバアソシエイツ代表)

会場:D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWASTANDRD (沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2階)
  http://www.d-department.com/jp/shop/okinawa/

定員:40名
※申し込み不要、無料

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2016.4.27

若江漢字 《視程》
Kanji Wakae “Visibility”


「大きさについて」(測器)※部分, ©Kanji Wakae, courtesy of Yumiko Chiba Associates



2016年5月13日(金)より、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku にて、若江漢字の個展《視程》を開催いたします。

写真の機能というのは世界を検証していく要素を持っているわけです。カメラは、1つのメジャー(定規)なのです。どういうことかというと、実測し直すというか計り直す、つまり、事物を検証するということは世界を測定し直すことなのです。 ―若江漢字「ユミコチバアソシエイツ刊『1970年代へ 写真と美術の転換期』(2013)光田由里×植松奎二×若江漢字 スペシャルトークイベント 」より

1960年代後半よりメディアに捕われない幅広い活動を続けている若江は、早くから「記号性」や「表示作用」といった、記録性だけではない写真の機能的な側面に着目し、現代美術の文脈上でそれを巧みに用いた作品を発表してきました。
撮影の対象となる事物そのものと写し出されたイメージを一枚の写真として並列することで虚像と実像の境界を探る作業や、被写体の大小のサイズを視覚上でコントロールする仕掛けは視覚認識のズレを生じさせ、観者に「見ること」の曖昧さを問いかけます。そうした作品を前にした時、私たちの視点は定まるところを失い、人間の持つ可視性がいかに脆弱であるかが暴かれるのです。

このような作品制作の背景には、固定化されている現実認識に対する懐疑を常に持ち、写真を通して「見る」という行為を検証し、いかに世界を測定し直すことができるのかという若江の一貫した態度が伺えます。

本会場では、事物と写真のイメージが併置され、空間そのものが作品となります。 併置されているそれらは視覚的、意味的に相互に関連しあい、観者はその関係性を手がかりに作品を注視することで、普段何気なく見過ごしてしまう事物自体の「存在」についての思考を促されることでしょう。

尚、本展の開催に合わせ、若江漢字と美術批評家・沢山遼氏によるトークイベントを開催いたします。是非ともご参加ください。


プレスリリース(JP)>>


■若江漢字 個展《視程》
会期:2016年5月13日(金)- 6月11日(土) 12:00 – 19:00(休:日、月、祝日)
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■トークイベント
日 時:2016年5月14日(土)17:00-18:30
ゲスト:沢山遼(美術批評)
会 場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
※事前申込制 参加費:無料
※詳しくはプレスリリースをご覧下さい。

■オープニングレセプション
日時:2016年5月14日(土)18:30-20:00
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku 

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Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku is pleased to present, from May 13, 2016, a solo exhibition Visibility by Kanji Wakae.

A photograph functions with its factor to examine the world. A camera works as a ruler. To be specific, to remeasure by camera, that is, to examine things means to remeasure the world.
- Kanji Wakae, from a special talk event between Yuri Mitsuda, Keiji Uematsu and Kanji Wakae, To the 1970s The Turning Point of Photography & Art, Yumiko Chiba Associates, 2013

Kanji Wakae has been active extensively since the late 1960′s, being free from media in his practice. He has focused on the functional side of a camera from early on, such as a camera’s symbolic nature or representation, not just its recordability. Then, he has presented the works, making skillful use of the camera’s characteristics as such in a context of the contemporary art.

Wakae seeks the border between virtuality and reality by placing the subject for photography and its image taken in his photograph work. Also his device visually controls the size of subject, which confuses the viewer’s visual recognition and makes him/her question about ambiguity of looking.
In front of such work of his, we cannot fix point of view and doubt about our perception/recognition for things which we have taken for granted. This reveals that visibility of human being is so weak.
In the back of Wakae’s production, his attitude consistently lies; to be skeptical about the fixed perception of reality at all times, to examine an act, “looking” through photographs, and to seek how the world could be remeasured.

In this exhibition, the space itself forms a work, where things and photograph images are juxtaposed. They are mutually connected in visual and semantic sense. Viewers will observe the works closely with their relation as a clue, and then will be inspired to think about existence of things which are usually overlooked.

On the occasion of the exhibition, a talk event will be held, inviting Ryo Sawayama, Art Critic.


Press Release(En)>>


■Kanji Wakae solo exhibition ‘Visibility′
May 13 (Fri) – June 11 (Sat), 2016
Opening Hours: 12:00-19:00 (Closed on Sundays, Mondays, National Holidays)
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■Talk Event
May 14 (Sat), 2016, 17:00 – 18:30
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
Presenter: Kanji Wakae & Ryo Sawayama, Art Critic
Advanced booking required, Free of charge

For booking, send an email with your name, address, and telephone number to event@ycassociates.co.jp

■Opening Reception
May 14 (Sat), 2016, 18:30 – 20:00
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

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2016.4.12

アルバイトスタッフ募集

アーティストマネージメントおよびギャラリー運営を業務とするユミコチバアソシエイツでは、アルバイトスタッフを募集致します。

1.雇用形態
アルバイトスタッフ

2.雇用期間
長期勤務

3.業務内容
・書類作成(英語/日本語)をはじめとする事務業務全般
・アーティストマネジメント業務補佐
・ギャラリー運営業務補佐

4.勤務開始日
平成28年4月~

5.勤務体制
週2〜3日(火~土 11:00~19:00)
※但し、所定時間外勤務が生じることがあります。

6.給与・待遇
給与:能力により応相談
待遇:交通費全額支給

7.応募資格
・事務業務の勤続経験者
・英語を使用してのコミュニケーション及び文章作成が可能な方

※上記の条件に満たない方でも、インターンとして随時募集を行っております。

8.応募方法
履歴書(写真貼付)、職務経歴書を添付の上、メールで下記アドレスまでお送りください。
<メールアドレス>
suzukitk@ycassociates.co.jp
※件名は「アルバイトスタッフ応募」としてください。

9.選考方法
書類選考の後、面接を実施し採否を決定します。
※書類選考の結果はメールにてご連絡差し上げます。
※応募書類は返却いたしかねますので予めご了承ください。

10.お問い合わせ先:
〒160–0023 東京都新宿区西新宿 4-32-6 パークグレース新宿 #316
ユミコチバアソシエイツ有限会社
info@ycassociates.co.jp
採用担当

11.個人情報の取り扱いについて
いただきました個人情報は、当社の採用目的にのみ利用します。
第三者に開示することはございません。

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2016.4.8

Keiji Uematsu “invisible force”

Keiji Uematsu in “invisible force″ at Simon Lee Gallery(London).

■Exhibition Information
”invisible force”
8 April – 6 May, 2016 Closed: Sunday
Simon Lee Gallery (London)

Press-Release>>

More Information>>

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2016.4.5

東恩納裕一 「Spill Light」
Yuichi Higashionna “Spill Light”


(C)Yuichi Higashionna, Courtesy of Yumiko Chiba Associates



2016年4月8日(金)より、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku にて、東恩納裕一の個展「Spill Light」を開催いたします。

東恩納裕一は、これまで私たちの日常の中にあるありふれた素材を使って、平面から立体まで幅広い展開をしてきましたが、その底辺には常に対象への尽きぬことのない好奇心と批評性があります。

日本の文化は、古くから他国からの影響を受けて独特の発展を遂げてきました。例えば6世紀から8世紀には百済、唐との交流によって平安期に日本独特の文化を花開かせ、明治維新以降は欧米の価値観や社会システムを積極的に取り入れてきました。こうした日本人特有の柔軟な受容性は、日本の文化に独特の多層性をもたらしました。

東恩納はそうして生まれた自分の文化に疑問をいだき、様々な方法で作品化を試みます。それは例えば、派手な花柄のビニールで作られたファンシーケースの作品や、造花やレースといった我々の生活に入り込んでいる日用品を使った絵画作品となって表現されています。

今回の展覧会では、東恩納のそうした姿勢が広く知られるようになった、蛍光管を使ったライトワークスシリーズの新作を展示いたします。

歴史的にもハイソサイエティの富の象徴でもあるシャンデリアを日本の日常性に組み込み、西洋文化とそれを模範とする戦後の日本人の精神性を批判しながら、より強烈なゴージャス感をビジュアル的に与えたシャンデリア型の作品は2001年に初めて発表されますが、そこに表現されたコンセプトと視点は、歴史的な観点から鑑みても、今でも古びることがありません。

「西欧における光が、神の視線(ゴシック教会のステンドグラス、“ヤコブのはしご”) や啓蒙(enlightenment)と類比的であるとすれば、日本における光は、テクノロジーへの偏愛によるフェティッシュなモノ(物質)に近いのかもしれない。」と東恩納は言います。この過剰な光を放つ蛍光灯のオブジェは自身を露わにしていると同時に、その光で見る者の衝動を暴き出し、そして解放するようでもあります。

今回は、これまでの「露わな光」ではなく、「ベールを被った光」からアプローチし、「光」が私たちに何をもたらしてきたかを再度、問おうとするものです。(「Spill Light」は、舞台、写真撮影などの現場で、照明をあてるメインの対象以外の部分に及ぶ光、漏れる光のことを指す言葉です。)

今回の個展に合わせ、荒木夏実氏(森美術館キュレーター)をゲストに迎え、トークイベントを開催致します。この機会に是非ともご高覧ください。


プレスリリース(JP)>>


■東恩納裕一 個展「Spill Light」
会期:2016年4月8日(金)- 5月7日(土) 12:00 – 19:00(休:日、月、祝日)
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■トークイベント
日 時:2016年4月16日(土)17:00-18:30
ゲスト:荒木夏実(森美術館キュレーター)
会 場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
※事前申込制 参加費:無料
※詳しくはプレスリリースをご覧下さい。

■オープニングレセプション
日時:2016年4月16日(土)18:30-20:00
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku 



Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku is pleased to present, from April 8, 2016, a solo exhibition Spill Light by Yuichi Higashionna.

Yuichi Higashionna has until now explored diverse creation from plain to three-dimensional works, using ordinary and familiar materials, but at the foundation of the works, his constant curiosity and criticism lie for subject at all times.

Japanese culture has seen a unique development since early times, influenced by other countries; a culture characteristic of Japan blossomed in the Heian period from the sixth to eighth centuries through the exchanges with Paekche and the Tang, also, after the Meiji Restoration, the Western values and social systems were positively introduced to our society. Thus, due to flexible receptiveness unique to Japanese people, our culture has developed its peculiar multi-layered structure.

Higashionna has doubted of the culture generated as such he belongs to and tried his ideas into expression in various ways, such as fancy cases made of vinyl with gaudy flowered pattern or paintings with articles of daily use, such as artificial flowers and races, found in our lives. This exhibition will present his new works in light works series with fluorescent lamps, with which his artistic attitude became widely known.

His chandelier-type works were first presented in 2001, enhancing visually stronger gorgeousness. He incorporated chandelier, a symbol of wealth in high society, into ordinariness in Japan, while criticizing Western culture and the postwar spirituality of Japanese people who followed the culture. His concept and viewpoint represented in them have not grown old even now in the light of contemporary art history.

Higashionna mentions, “if the light in Western Europe is analogical with God’s eyes (“Jacob’s Ladder” or stained glasses in a Gothic church) or Enlightenment, the light in Japan may mean some fetishlike object caused by the favoritism to technologies.” The object with fluorescent lamps expose oneself, shining excessively, and at the same time may disclose the impulse of ours and set it free.

This time he sought once again what light had brought to us, making an approach to the “light covered with a veil”, not to the “exposed light” (in his previous light works series). “Spill Light” means light rays or unwanted light reaching the part except the main objects on a stage or in the place of photo taking.

On the occasion of the exhibition, a talk event will be held, inviting Natsumi Araki, Curator of Mori Art Museum.


Press Release(En)>>


■Yuichi Higashionna solo exhibition ‘Spill Light′
April 8 (Fri) – May 7 (Sat), 2016
Opening Hours: 12:00-19:00 (Closed on Sundays, Mondays, National Holidays)
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

■Talk Event
April 16 (Sat), 2016, 17:00-18:30
Venue:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
with Yuichi Higashionna & Natsumi Araki (Curator, Mori Art Museum)
Advanced booking required, Free of charge

For booking, send an email with your name, address, and telephone number to event@ycassociates.co.jp

■Opening Reception
April 16 (Sat), 2016, 18:30-20:00
Venue: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku

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